スクール

スクール初開催レポート

みなさんこんにちは。

フリーになってスクールの講師などもポツポツとさせていただいていましたが、この度初めて、私自身の主催スクールを実施しましたので、概要をレポートさせていただきます。

前職ではさんざんスクールの企画や運営を行ってきましたが、今回は大本が違う中で同じような内容を行うということで、大丈夫だと思う気持ちと「何が起こるか」というそこはかとない不安もあった中、参加していただいた皆様、手伝ってくれた友人の協力により、無事開催することが出来ました。

9:30~9:45 受付

支払い、規約への同意などはWEBで完了しておりますので、受付といっても特にすることは無く、念のため本人確認で免許証だけ確認させていただきました。
チャンネル登録者の方から送っていただいた夕張メロンを参加者の皆様にもお裾分け。
モンエナは私からの差し入れです。

体操や車両などの走行準備はこの前までにある程度完了させておいていただくことになります。

9:45~10:05 オリエンテーション

ご挨拶、開催趣旨、スケジュール、注意事項などをお話ししました。

10分くらいのつもりが、20分やってしまいました。そういうところをもう少し簡潔にしていきたいです。

この後はAグループとB、Cグループに分かれて進行になります。

Aグループは今回1名だけだったので、マンツーマン指導で8の字走行です。

B、Cグループは直線パイロンスラローム+オフセットパイロンスラロームの課題です。

こちらは初めに練習課題の目的やポイントなどの説明を聞いてもらいます。説明が必要ない方はAグループで練習を開始してくださいという分け方になります。

直線パイロンスラロームは5m間隔の15本、主な練習の目的は左右の切り返しです。サスペンションの伸び縮みに合わせてリズムよく荷重と抜重をできれば、スイスイ走れるようになります。そのほか、前後方向の車体姿勢に合わせた運転姿勢、一つ一つのパイロンに対するアクセルとブレーキの操作タイミング、操作量、走行ラインなど、練習が進むにつれて奥深くなっていきます。

B、Cグループも走行を開始します。
まずは先導でコース確認。といっても、間違うような複雑なコースではありません。

確認が終わったら練習開始です。

注意事項としては、
・前の人に追いつかない間隔でスタートすること
・もし追いついたら間を空けること
・戻り路は安全な速度で走ること
・パイロンを倒してもコース内で止まらないこと

という感じです。パイロンを倒したら基本はスタッフが直しますが、すぐに直せないときもあるので、可能であれば戻り路で止まるかコース脇に止まって直していただいてもOKです。その際は他のバイクの動きに十分注意してください。

コース奥、オフセットパイロンスラロームのパートです。

練習目的は減速、旋回、加速の基本の習得です。一つのターンを曲がるとき、どこを通るのか、どこでどう減速するのか、ライディングフォームは適切か、加速のタイミングは適切かなどなど、基本の操作をしっかりと練習できます。8の字でも同じ練習はできますが、180°以上旋回しなくてはならない8の字では、「小回りできるかどうか」がフォーカスされがちで、基本操作を十分意識できないことがありますので、初級の方にはこちらの方が練習しやすいかもしれません。

11:30~12:30は、B、Cグループが8の字に移動する予定でしたが、人数が少なかったため、やりたい練習を自由選択としました。

皆様それぞれに直線パイロンスラロームを繰り返したり、8の字の練習を挟んだりと思いおもいに走っていました。

インストラクターもランダムに動きながら様子を見て声掛けをしていきました。

お昼休み12:30~13:30の後は、左側のエリアにコーススラロームを作成。
コース紹介と課題説明をしています。

コーススラロームは応用練習となります。きついターン、緩いターン、旋回時間が長いターン、高い速度から進入するターン、連続するターンなど、不規則なコースに対して、ターンとターンのつながりをどのように走るか、走行ラインや速度を適切に判断し、それに合わせた減速や旋回、加速をスムーズに行う練習になります。

8の字は別途右奥のエリアに作成。直線パイロンスラローム+オフセットスラロームのコースはそのまま残し、3つの練習課題を自由選択して練習できるようにしました。

14:40頃、一旦休憩をはさんだところ、強い雨になりました。しかし10分程度で雨雲は通り過ぎ、ご覧の通りの青空がのぞきます。

路面は濡れましたが、スラローム走行は速度が低いため、雨が降ったからすぐに極端に危険が高まるというわけではありません。バイクを傾けすぎたり、雑な激しい操作をしなければ普通に走れます。

このスクールは速く走ることが第一の目的ではなく、適切な操作を覚えて、余裕をもってスムーズに走れるようにすることです。みなさん路面を気にせずに後半もバンバン練習していました。カッパを着ると蒸し暑くて体への負担も大きくなりますが、今回はカッパを着る必要はほぼなく、参加された皆様はとてもラッキーでした。

16:00 走行終了

簡単にまとめの話をさせていただきまして、解散となります。

転倒ゼロ、怪我ゼロで終了でき、「とてもいい練習になった」という声もいただきました。

バイクは楽しいですが、ある程度の技術と知識が無いと、怖かったり危険だったりします。最近の車はいろいろな電子デバイスで安全が確保されるようになりましたが、バイクはまだまだライダーの技量が安全運転の多くの部分を担っています。運転に余裕が出れば周りの動きの予測や対処も確実になり、また、バイクの運転自体もより楽しくなります。

こういう機会を通して、バイクを安全に楽しむためのお手伝いが出来れば幸いです。
次回は秋の開催に向けて計画しております。運転が不安な方、正しい操作を知りたい方、もっとバイクを楽しみたい方はぜひご参加ください。

-スクール