MotoGP
これはもう悲喜こもごもとしか言いようのないレースでした・・・。
一番悲惨だったのは誰だろう・・・
前回リンスに「一番危ないライダー」呼ばわりされて言い返していたのに、そのリンス（とバグナイア）を巻き込んでクラッシュした中上選手・・・前回の件は別に悪くないと個人的には思いますが、今回はかなり顰蹙ものな印象です💦 来年のシートは絶望的と言われながらも、ここにきて契約延長という説も出てきていたのに、これは結構なマイナスポイントかもしれません。
バグナイアはここ最近絶好調で今回も優勝候補でしたが、まさかの巻き込まれノーポイント。これは運がない。
３勝してタイトル争いに絡んでいくかに思われたバスティアニーニは２戦連続リタイアで大きく後退。
でも一番いたたまれなかったのはやっぱり・・・多くのセッションでトップタイムを出し、ポールも取って優勝候補と言われていたのに、周回数を間違えて、ラストラップに入ったところでゴールと思ってスローダウンしてしまったために、２位から５位にドロップしてしまった兄エスパルガロですよね😢
クアルタラロが独走したために優勝は無理だったとはいえ、２位でも十分嬉しいはずが、まさかの結果・・・。ピットボードが間違えていたというわけでもなさそうですし。たぶんライダーは、「あと何周」と考えながら、タイヤマネジメントやスパートのタイミングなどを考えているんだと思いますが、そのカウントをどこかで間違えて思い込んでしまったんでしょうね。
この週末好調だった半面、いい結果を当然のように期待されるプレッシャーもあったのではないでしょうか。その中で、早く終わって解放されたいという無意識的な願望が、周回カウントの確認を見逃させてしまったのかな…とか想像します。「あと３周、あと２周」とそればっかり考えていたのかな～とかね。そしてチェッカーが出ていないのに終わったと思い込んでしまった・・・
ありえないようなミスですが、１周間違って、なんなら優勝すらを逃しちゃったというケース、実は少なからずあるんですよね。私はレースに出ていた時は逆に、周回数は意識しないようにして、チェッカー振られるまで集中する派ではありましたが、それはレース中っていっぱいいっぱいで周回数が頭に入らなかったからということでもありますので、ありえないようなミスが起こるのはわかる気もします。同じレベルで考えちゃだめかもしれませんが💦
そしていいところを独り占めした感があるのは、クアルタラロ。
ここのところ我慢の戦いでポイントをしっかりと稼いでいましたが、ここにきて独走優勝の上にライバル全滅。おりしもヤマハとの契約延長を公表した週末でしたが、盆と正月が一緒に来たようなめでたい展開になりました。
ストレートが遅いハンデを抱えながらのシーズンですから、稼げるときに稼げて良かったと思います。たぶんまだまだ苦しい戦いは続くでしょうから。
最近目立たなかったドゥカティプラマックのマルティンとザルコがそろって表彰台に上ったのも良かったですね。一方で、不思議とドゥカティの転倒が多いレースでもありました。
Moto2
小椋選手は７位と苦しい戦いでした。対して、ランキングトップで同点だったビエッティは優勝し、また差が開いてしまいました。
でも今回は粘って７位で頑張ったと思います。普通に転んでリタイヤした上位の選手がいた中で、苦しいながらバトルしながら粘ったわけですから。というか、小椋選手も一回転びかけてましたから、もうポイントが取れただけラッキーという感すらあります。
ビエッティもきわどい戦いでしたが、ああいう場面で守りに入らず、最後まで優勝を狙う姿勢、さすがチャンピオンシップリーダーという戦いぶりでした。
一方、最終ラップに逆転されたカネット、まだMoto2の勝利が無いんですね。何度も表彰台に上っているので、意外でしたが、最終ラップの若干やり過ぎ感のあるブロックラインからの自滅的な抜かれた方は、勝てない理由なのか、それとも勝ちたいという思いが出過ぎてしまったのか・・・。
Moto3
鈴木選手惜しかった！
後半に順位を下げる印象がありましたが、今回は最後まで戦って３位でした。
山中選手、好調で上位につけていたのに転倒リタイヤ残念。鳥羽選手も後半に上がってきたところで転倒でした。