2024年のジムカーナ初走行になります。
フロントサスの仕様変更や帰省、台湾旅行などもあって、1カ月半ぶりの走行となります。
今回の変更点
・フロントサスの仕様変更(減衰、バネレート共に弱めた)の具合を確認する
・リアタイヤが在庫なしにて買えないため、練習で使っていたマシなタイヤを温存し、スリップサインが出ているリアタイヤを使用
・チェーン交換 QXリングシールチェーン 520SRX2
390DUKEは112リンクです。調べると違うリンク数が出ますが、数えて確認しました。スクリュージョイントというタイプですが、難しいカシメをせずに同等の強度ということで、簡単で良かったです。
今回のコース
回転と小さい切り返しがメインの低速コースとなっています。走り方を選択するセクションはフリーターンくらいしかないので、コース攻略よりバイクの挙動に集中できるかなと思いました。
切り返しの速さと低速から入る回転のまわりやすさを狙った仕様変更なので、効果のほども確認できるかもしれません。
走行1
L1 終盤のフリーターンで曲がり切れないかもしれないと反射的にバイクを起こしてしまい、エンスト転倒。
L2 最後の左回転を右から入ろうとしてしまい、大幅タイムロス。
L3 1分21秒936
L4 1分20秒206
L5 1分19秒139
L6 1分18秒202
足つき等あり、なんとなく動きに違和感はあるものの、とりあえず「フロントがふわふわして全然まともに走れない」みたいなこともなかったので一安心しました。フィーリングが変わるのは当然なので、まずはそれに適応して良いところを引き出す走りに繋げられればと思いました。
走行2
L7 1分18秒969
L8 1分17秒396
L9 転倒(回転後半にフロントが滑る)
L10 転倒(回転中にエンスト)
タイムは少し縮められたものの、ペースを上げようとしたら回転中の動きに違和感あり。
特に9周目の転倒は回転後半にフロントが自分の感覚より曲がらず外側に逃げるような動きになり、速度が不足して車体が内側に倒れ込み、反射的にアクセルを開けた結果フロントタイヤが滑って転倒。
今までだったら何とか曲がれていたくらいのバランスの崩れだったのに滑ってしまった感じでした。リアがフロントを押し過ぎたような動きだったので、フロントの荷重を下げたことにより前後バランスが崩れた影響かなと思いました。
10周目の転倒も直接的にはエンストが原因ですが、何かこれまでと違う車体の反応からバランスを崩したことがきっかけでした。
走行3
L11 1分18秒489
L12 1分18秒708
L13 1分18秒112
L14 1分19秒018
タイムを出すぞと入れ込みながらも、一方で転倒しそうなの不安感から、中途半端な走りになっていたようです。攻めたところはミスになるし、慎重に行くと遅いしという空回り状態でした。
昼のフリー走行
L15 1分23秒164
L16 1分17秒705
L17 転倒(回転後半にフロントから)
L18 1分18秒797
L19 1分19秒139
16周目、まだタイヤのウォームアップの続きのような感覚で、一つ一つ丁寧に走ったらポンと17秒台が出ました。
走行4
L20 1分21秒124
L21 1分18秒086
リアサス伸び側の減衰を3クリック緩め(18戻し→21戻し)
L22 1分17秒854
L23 1分16秒718 (この日のベストタイム)
リアサスの伸び側減衰をさらに2クリック緩め(21戻し→23戻し)
L24 1分17秒644
再三の転倒がやはり前後バランスの影響のような気がしたのでリアの減衰を抜いていったところ、回転中のバランスがとりやすくなり、これまでの不安な感じがかなり解消されました。ただ、23戻しはやり過ぎたかもしれないとも感じました。
走行5
リアサスの伸び減衰はベストタイムが出た「21戻し」の状態で走り始める
L25 1分18秒216
L26 コースミス
リアサス圧側減衰を3クリック緩め(高速・低速とも)
L27 1分17秒209
L28 1分17秒148
リアサス圧側減衰を2クリック緩め(高速・低速とも)
L29 1分17秒046
リアサスイニシャル11㎜→9㎜
L30 ミスコース
L31 1分17秒908
圧側減衰も緩めて良い方向でしたが、かなり疲れてきていたこともあってか、タイム更新には至りませんでした。
最後のリアサスイニシャル変更は少し良い感触はあったのですが、走りがまとめられず、タイム的な評価はできませんでした。
まとめ
トップタイム比 107.718%
フロントサスの仕様変更により回転中などにリアが勝ってフロントをプッシュする状態になったようでした。その為不安定感から攻め切れないことや、バランスを崩して転倒に繋がり、気持ちよく走れない状態でした。
「走行4」からリアサスの減衰を抜いたところ、回転中のバランスがかなり改善し、攻めることができるようになりました。その後さらにセッティングし、手ごたえは良かったような気もしたのですが、リアタイヤの摩耗の不安や久しぶりの走行による疲労の影響か、タイムは伸ばすことはできませんでした。
ということで徐々に感じは掴めてきたものの、105%前後が出せていた昨年末からするといささか物足りないタイム比となりました。新しい仕様を使いこなすのにはもう少しセッティングと習熟が必要なようです。言うまでもなくタイムアップを目指して仕様変更したわけですが、果たして良かったのか、それとも!?…まだわかりませんが、やはり簡単にタイムアップというわけにはいかないようです。