ジムカーナ

ジムカーナ#9 平日ジムカーナ6/6 107.8%

今回の課題

初大会参加を経て、反省点として小回りが遅すぎたことと、最初の2周でどれだけ自分の力を出せるかという2点を課題として意識しました。

バイクに関しては、練習はタイヤをRX-03に戻そうと思っていたのですが、Q5を使いこなせないと意味が無いと感じたので、大会そのままの状態です。その他やりたいこととして、大会の時にドンツキが酷かったと感じていたので、スロットルアイドルスクリューを調整して変化があるかを確認することと、「ジムカーナはシートが低い方が良い」という話を聞いたので、ノーマルシートの中古を入手し、スポンジをはがして着座位置を下げることを試してみます。

今回のコース

割と速度の出るパートも多く、キツイ小回りはフリーターンの2カ所くらいというレイアウト。D杯の反省を踏まえて小回りを練習したい気持ちもあったのですが、次回参加する事務茶屋杯でよくあるタイプのコースということで、これはこれでありがたいことです。

ウォーミングアップ

今まではとにかく経験を積みたかったのでどんどんコースを走ったのですが、今回は大会と同じように、スラロームコースと8の字でウォーミングアップしてからコースに入ることにしました。

小回りが課題ということで、8の字では回転なども繰り返し走ってみたのですが一向にしっくりこない。とにかくアクセルを開けるとギクシャクして仕方ないという状態です。こんな感じだっただろうかと、混乱状態になってきました。

さらにちょっとアクセルを開け遅れるとエンストしてしまう。ウォーミングアップの8の字で2回エンストゴケし、練習すればするほど小旋回が怖くなってきました。エンストの不安からアクセルを早めに開ければドンっと加速してしまういわゆるドンツキによりバイクが起き上がったり旋回半径が大きくなったりで、一向に安定しません。

めちゃめちゃ走り辛くて、このまま練習していても良くなる感じがしなかったので、やけくそ気味な感じでコースに入ることにしました。

走行1回目

L1 転倒
L2 1分41秒102

最初の周、こんな感じで走ればやっぱりこうなるというわけで、フリーターンでエンスト転倒です。心が折れかけました。
2周目、この時点でのトップと思われるタイムに対しては115%は切れたようです。しかしフリーターンはかなりヨタヨタでした。

L3 1分40秒901
L4 1分39秒298
L5 1分39秒163
L6 1分39秒644
L7 1分38秒015 ☆
L8 1分42秒307
L9 1分38秒382

1分38秒0がベスト。とにかくフリーターンをはじめ回転などの、特に左が毎回上手くいくか博打みたいな感覚でした。走っていて気持ちよさどころか、怖さしか感じませんでした。

走行2回目

大会前にいじったアイドリングアジャスターを動かしてみることにしました。とりあえずスロットルバルブが閉まる方向に1回転回したところ、アイドリングを維持できなくなりました。なので、少し戻してギリギリアイドリングを維持できるところに設定して走ってみました。
(走行一回目から、アイドリングアジャスターを3/4戻し)

8の字で試してみたところ、小旋回や回転に入るところで明らかにドンツキが収まり、アクセルを慌てて開けなくてもエンストもしないという、とても運転しやすい状態になりました!
「まだコースを走ってみないとわからない…ぬかよろこびはイカン…」と思いながらも、期待一杯で走った結果です。

L10 1分37秒805
L11 1分36秒480
L12 1分37秒068
L13 1分36秒095
L14 1分36秒378
L15 1分35秒995
L16 1分35秒570 ☆
L17 1分35秒974

なんと2.5秒のタイムアップを果たしました!!
ドンツキがほとんど出ず、アクセルの開け始めがとても扱いやすいし、アクセルオフでもエンストし辛く、すべての小旋回で走りやすくなっているのですから当然とい言えば当然です。走っていても気持ちいい!!

と、いうことは…

やっちゃってたんですね。大会前に下手なことするもんじゃないですね…この状態で大会を走れていたら、もう少しというか、だいぶマシに走れていたのではと後悔がつのります…
「アイドリングを上げたらもっと速く走れるようになるかも」と欲をかいて変にいじってしまったために…というか、そもそも動かす前に初期状態をちゃんと記録しておけばよかったのですね。教訓を得ました…

どういうことが起きたかという私の理解ですが、
・アイドルスクリューを開方向に回す(先ほどまでの状態)
 →空気流量が増える
  →アイドル回転数を抑えるためにECUが燃料を減らす
   →薄い混合気
    →極低速でドンツキ、エンストが起きやすくなる
・アイドルスクリューを閉方向に回す(今回)
 →空気流量が減る
  →アイドル回転数を保つためにECUが燃料を増やす
   →濃い混合気
    →極低速で反応が鈍くなり、扱いやすい

ということだったのかなと。アイドリングを上げたくてやっていたのに閉める方向のほうが安定したというのが、私が勝手に落ちたトラップだったようです💦

走行3回目

午後は今回のお試しパーツであるシートです。
現在ついているシートはパワーパーツのシートで、ノーマルより厚みがあります。ノーマルシートの中古を手に入れ、まずノーマル状態で乗ってみました。

シート変更(パワーパーツ→ノーマル)

L18 1分36秒748
L19 1分35秒032
L20 1分34秒748 ☆

0.8秒タイムアップしましたが、乗っている感じは特段乗りやすくなったというわけでもなく、表皮の違いから滑りやすいことに関して若干乗り辛さも感じました。

続いて、そのノーマルシートのスポンジを引っぺがしました。そのまま座るのはちょっと気が引けたので、家に残っていたシートスポンジを載せました。

シート変更2(ノーマル→スポンジ取り外し)

L21 1分35秒320
L22 1分33秒976
L23 1分33秒666 ☆
L24 1分34秒383
L25 1分33秒864
L26 1分34秒308

結果は何と、さらに1.1秒のタイムアップです。
乗り味も激変しました。8の字や回転に入ってハンドルが切れ始めてから車体の向きが変わるまでの速度が異常に早くなったのです。一周目は予期していなかったので、動きが速すぎてついていけませんでした。2周目以降は、一気に向きが変わるのを見越して体を先行させるように意識することで、徐々に車体の動きの速さを活かすことが出来るようになってきました。

最近は練習の回数も増えたため、周りの人が走っている様子などから、自分の出せそうなタイムが想定できるようになってきました。今日のコースで言えば目標ベストタイム1分35秒、何か走りでブレイクスルーがあれば1分34秒台に入るかもしれないというイメージでしたので、33秒台というのは自分ではできなかったタイムが出せるようになった、大幅に進歩できたという感覚がありました。

走行4回目

体調が少し悪かったので、これ以上走り込んでタイムを狙うのではなく、空気圧を試してみることにしました。
Q5にしたときになんとなく他のタイヤと同じような空気圧で使ったのですが、実際のところどうだったのかという検証です。

空気圧 温感フロント1.7、リア1.8 → 前後2.0

L27 1分35秒699

ここでアドバイスも頂きました。
「フロントブレーキをリリースするのが早く、空走がある。掛けるタイミング、リリースするタイミングとも少し奥にずらすと良い」
コースのどこというわけではなく、全体的にリリースが早いということでした。

L28 1分36秒111(シフトミス)
L29 1分35秒052
L30 1分35秒022 ☆

小旋回のまわりやすさはあるかな?と思ったのですが、向きの変りが遅く感じ、乗りやすさが速さにはつながっていないようでした。
段階的にテストする時間が無かったので、一気にもとに戻し、空気圧の影響だったのかを確認しました。

空気圧 温感1.96 → 1.8

L31 1分33秒792 ☆
L32 1分34秒356
L33 1分34秒016
L34 フライング

無事33秒台中盤にタイムが戻りました。とりあえず空気圧は2.0よりは1.8が良いというのはわかりました。大会ではここは大外しはしていなかったのかなと思います。

まとめ

ベストタイム 1分33秒666 107.84%

①アイドルスクリューの件
 やってもうた…ちゃんと初期状態を記録してから変更しましょう。
 ネジ1回転未満で2.5秒違いました。

②シート厚
 シートを薄くする(着座位置を下げる)ことで、劇的に向きの変りが早くなりました。タイム1.9秒UP

これまでのパワーパーツのシート(手に持っているほう)と今回のシート(車体についているもの)

③空気圧
 とりあえず1.8で問題なさそう。また時間のある時に上げ下げを試してみたい。

④ブレーキリリース早い
ある程度意識していた部分ではあったのですが、「もっと行ける!」ということ。
ただ、現状自分なりに行けるところまで行っている中で、すぐに変えられる部分ではないので、もっと行けるんだということを踏まえて、今後より一層ブレーキを奥まで使っていくことを意識していきたいと思います。

-ジムカーナ