これを買っておけば間違いない!!
言いたいことは以上ですが、蛇足ながら、他の選択肢も含めたメリットデメリットを解説します。
雨の時の足元、諦めてびしょ濡れになってしまっている方もいるのではないでしょうか。
濡れるままにしてしまえば不快だし、季節によっては冷えて辛いし、靴を脱いで上がるような場所ではびしょびしょの靴下を抜いたうえで足を拭かないといけません(しかもその後またその靴下を履く!?)。そしてブーツは乾くのが遅く、うかつに放っておくと雑菌が繁殖して悪臭を放つようになってしまいます。
ということで靴の防水にはいくつかの手段があります。
①長靴
②ビニール袋
③防水シューズ
④ブーツカバー
長靴
防水性は最強です。一日雨を走ることが確定しているなら、この選択肢もアリでしょう。
デメリット
・雨の備えとして別で持ち歩くにはあまりにも嵩張り、現実的ではない
・歩きづらく、足が疲れる
・蒸れる
・プロテクション性能が無い
雨の中バイクで買い物などの街乗りに行くなら使いますが、私はそういう機会はないので長靴で乗ることはほぼありません。
ビニール袋
靴下の上にビニール袋を履いてからシューズを履く防水手法。コストが低く、荷物にならず、靴下が濡れるのを防ぐことができます。
デメリット
・靴は濡れるので、冷えや不快感はそこそこある
・透湿性が無いので、時間が長くなると結局靴下も汗でびしょびしょになる
・履き心地、歩き心地が悪い
・シャカシャカうるさいしみっともない
・破れてしまい、結局濡れることが多い
緊急避難的な対応としてはアリですが、あまり有効ではありません。
防水シューズ
ゴアテックスに代表される防水透湿フィルムが入っているシューズです。荷物も増えず、突然の雨にも対応不要。バイク用ならプロテクションもあるし、歩き心地もスポイルされません。
デメリット
・高価
・透湿素材とは言え、普通のシューズより蒸れやすい
・フィルムの劣化?や破れ等で、意外と浸水してくる
・一度中まで濡れるとかなり乾きづらい
私は普段から防水シューズを利用しています。突然の雨に降られることは結構あるからです。ですが、デメリットにも書いたように、意外と浸水してくるのが悩みの種でした。
ちなみに参考までに今使っているものです。
こちらはまだ浸水していませんが、個体差などもあるので絶対とは言えません。ゴアテックスは防水透湿素材としては定番ですが、浸水するかしないかはこれまでの経験上、個体差があります。また、RSタイチのドライマスターも意外とイケていると個人的には思っています。
ブーツカバー
雨が降ってきたらブーツにかぶせます。防水シューズで上げたデメリットが無くせるのですが、その代わりに…
デメリット
・持ち歩きが嵩張る
・つけるのが面倒くさい
昔使っていたこともあるのですが、サイズ的にはしっかりとしたサンダルを持ち歩くくらいあり、雨の用意としてカッパに加えてブーツカバーまでとなるとかなり嵩張り、邪魔なので結局もっていかなくなりました。
そこで最初に紹介したこのワイルドウィングのブーツカバーです。
こちらのメリットはとにかく嵩張らないこと。ペラペラなので本当に場所を取りません。そのうえで完全防水になるのも実に頼もしい。ただしデメリットもあります。
・蒸れる
・底が薄いので破れないか気を遣う
・脱ぎ履きはやりずらい
・脱ぎ履きの時に穴を開けてしまうことがある
ということで、私は最近は基本的に防水シューズを利用し、雨が予想される場合や長期間のツーリングで天気が読めない場合にこのブーツカバーを持っていくという2段構えにしております。
普通のブーツカバーに対してメリットは嵩張らないだけなんじゃないかと言われればそれまでなのですが、私はそれが理由でこれまでブーツカバーを持ち歩かず、その結果しばしば防水シューズが限界を超えて浸水してしんどい思いをしてきましたので、このブーツカバーは私にとってはかなりのブレイクスルーでした。
高価でもないし嵩張るものでもないので、念のために持っておいて損はないと思います。
・脱ぎ履きについて
初めは手間取りましたが、何度かやってコツを掴めばそれほど面倒ではありません。濡れるよりはるかにましです。
・蒸れについて
適度に休憩を入れて靴を脱ぎ、湿気を籠らせないようにしています。
・破れについて
一度履くときに指で穴を開けてしまいましたが、そこから大きく広がることなくとりあえず継続使用できました。すぐにホームセンターで自転車のパンク修理セットを購入して修理し、その後問題なく使用しています。また、歩き回ったことやステップのギザギザによって底に穴が開いたということは、今のところありません。ただし、長距離やデコボコの道をガシガシ歩くのはやめたほうが良いような気がします。