2024年3月、YOKOMOのハイエンドバギー、MO1.0を購入しました。
初級レベルながらハイエンドバギーを買った理由
私は小学生~中学生くらいまでラジコンブームとともに過ごし、ラジコン少年でした。しかしお金も情報も限られている中で、メカも含めて本当に高性能と言えるようなものを使う機会はないままにいつしかラジコンから離れていました。
2022年にTT-02を購入してラジコンカーを再開し、初めてオンロードサーキットデビューしました。ぶつけずに1周を回ることができない状態から、徐々に徐々に進歩していきました。
昨年からはつくばラジコンパークに行くようになり、少しずつ進歩して今年はついにレースにも参加しました。
まだまだ上位を狙えるような腕前ではないのですが、だからこそサーキットで凄い勢いで華麗に走っているハイエンドバギーを憧れのまなざしで見ていました。ただ、10万円もするような高額車両を買ったところで使いこなせないのは明白だったので、購入するつもりはありませんでした。
しかし、型落ちとなるMO1.0がかなり格安で販売されているのを見て、これだったら買えなくもないなということと、レースで一応完走できてちょっと自信がついてきたところで、「ハイエンドってどんな感じなのか走らせてみたい」という気持ちが抑えられなくなってしまいました。
型落ちだから在庫が無くなったら買えなくなる…と思ったら、ポチっていました。もちろんある程度考えての事ではありますが…
ということで、「ハイエンドバギーの性能を味わってみたい」というのが購入の一番の目的になります。
開封
メカ類もなく、直ぐに作る予定はなかったのですが、大変ワクワクさせてもらいました。
組み立て
2024年4月、一通りそろえて組み立てに着手。
足回りのセッティングパーツが多く、やや複雑でした。説明書は大体はわかりやすかったですが、別冊子になっている補足があるのでちょっと紛らわしいところがありました。それと、部品のサイズが違う記述(説明書が間違っているのか入っていた部品が違うのか不明)や間違いと思われる部分もわずかですがあり、ちょっと混乱しました。また、説明書通りに組むとフロントのアライメントがかなりトーインになるのですが、そのまま走っていいものか悩みました(結局走る前にトーアウトに設定しなおしました)。
苦手の塗装について、簡単な色分けにチャレンジしました。自分にしては上手くいったと思いますが、色々と反省点も多かったです。
シェイクダウン
2024年5月2日、つくばラジコンパークにてついにシェイクダウン走行です。
走行1(17時半)
18秒23
19秒61
18秒83
速いのはわかっていたので調子に乗ってアクセルを握ったらすぐに壊すことになりかねないので、そ~っとそ~っと走り始めました。バネが柔らかいのではないかと思ったのですが、猫のようにしなやかだけれど腰があるような感じで、とても良く吸収してくれます。
アクセルを控えめにしながら徐々にペースを上げて出来るだけスムーズに走ったらそれだけで18秒23が出ました。しかしその後さらにペースを上げようとしてストレートをフル加速したら1コーナーでブレーキが遅れて壁に激突してしまいました。幸い右のタイロッドが外れるだけで済み、はめなおしてすぐに走行を続けることができました。
しかしその後もペースを上げようとしてアクセルを握るとジャンプを飛びすぎてその後のコーナーでタイヤを引っ掛けて転がるというパターンで結構転びました。
走行2(18時)
18秒17
18秒84
18秒19
18秒20
走行3(18時40分)
ここからストックタイムで走行
18秒80
18秒91
18秒10
18秒23
18秒58
18秒61
17秒87 ☆
18秒31
18秒75
18秒28
18秒11
18秒52
だいぶ慣れて来て一周だけ17秒台に入れることができました。
ペースを上げるにつれて、バックストレート最後のジャンプで転倒が多くなりました。
感想
とりあえずは壊さずにシェイクダウンを終えることができました。
まだ初めての13.5ターンの速さになかなかついていけていませんし、パワーを活かせてはいませんが、とりあえずそれなりに走れました。「難しすぎて転がりまくってぶつかりまくってまともに走れないかもしれない」という心配も結構本気でしていたので、まずは安心しました。
走らせた感想としては、むしろ安定していて走りやすく、ミスも結構カバーしてくれる、「懐の深さ」みたいなものを感じました。はっきり言って、18秒台で走っているうちはジェノバで走るより全然楽です。その上のスピードを使ってギリギリの走りをするための車体なわけですから、考えてみれば当然なのかもしれません。
サスペンションは良く動くのに応答がだるいわけでもなく、ジャンプで飛びすぎなければ引っかかって転ぶこともなく、少しくらいのイン乗り上げや進入速度のミスもカバーしてくれます。加速は鋭いけどスムーズで決して暴力的ではありません。ちゃんと操ればいいタイムが出るんだろうなと感じさせてくれます。
まずはちゃんと走ったということで、ここからはハイエンドの性能を楽しみつつ、せっかくなので他のハイエンドバギーの走りをどこまでマネできるか、緩めにですがチャレンジしていこうと思っています。