2024年8月21日、つくばラジコンパークにて。
今回はテスト
1カ月半ぶりのラジコン走行になります。来るべきSO2.0シェイクダウンに向け、フィーリングを掴んでおこうということと、GX servoシリーズ X25という高性能サーボをMO1.0でテストします。
MO1.0の走行(X25サーボテスト)
走行①
サーボCT501(SRモード)
17秒34
16秒95
16秒85 ☆
17秒05
17秒31
17秒36
走行②
サーボCT501(SRモード)
17秒67
17秒55
17秒28 ☆
バックストレートのジャンプがなぜかまっすぐ入れなくなってしまい、17秒台にすらなかなか入れなくなってしまった。
走行③
サーボテスト サンワCT501 → GX servoシリーズ X25
17秒68
17秒52
17秒48 ☆
17秒56
サーボの動作速度以前の問題として、CT501で使えるSRモードとの差を大きく感じました。切り返しの場面で反応の遅れがあり、その分大回りしていました。また、トルクがあるためか旋回後半に思ったより曲がっていくのでその感覚のずれにも戸惑いました。
走行④
引き続きX25サーボ使用
17秒36
17秒88
17秒64
17秒26 ☆
テスト結果と終了時点での感想
・サーボテスト結果
CT501(SRモード) 16秒85
GXservoシリーズ X25 17秒26
ラップタイム以上に明確だったのが、反応速度の違いでした。コース前半と後半にそれぞれある切り返しの区間では、X25サーボは明らかに切り返しが遅れ、大回りになりました。大回りになった分、反射的にステアリングを切り過ぎてしまうのですが、トルクがあるのでしっかり曲がってくれるので結果的に曲がり過ぎてしまいます。走りたいラインに乗せるためには、動きを予測して早目に操作をしなければならず、かなり難しく、思い通りに走れる感覚はなかったです。
今回の比較でわかったのはサーボの優劣ではなく、純正かつ対応しているサーボのみで使える「SRモード」の優位性と重要性でした。正直言って私はSRモードなんて設定が面倒だし使わなくてもいいかとすら思っていましたが、今回のテストで逆にハイエンドにはSRモードは必須だなと思いました。
今回X25サーボにはネガティブな結果でしたが、トルクによる保持力は確かにある感じがしましたし、動作スピードも速いはずですから9,500円というプライスの価値は十分にあるだと思います。ただ、こうして比べてみると、同価格帯であれば多少動作速度が遅くてもSRモードが使えるS-C400などのほうが有利なのではないかとも思います。いずれ比較してみたいです。
・走行内容について
今年前半の、全く思い通りに走れずとにかく走り込みたかった頃とは違って、今は絶えず転倒するようなこともないし、ある程度イメージ通りに走れることもそこそこあるのですが、その割にタイムは遅く、また、何かの加減でリズムが狂うと全然ダメになってしまうという不安定な状況です。まだまだ練習が足りないので、焦らずに走り込むのが一番なのでしょうが、出せていたはずのタイムからも遠く及ばなかったりするので進歩が感じられないどころか後退しているように感じて、「こんなはずじゃない」という気持ちがさらに走りを乱れさせてしまう感じです。
MO1.0でレースに出ている人と同じようなタイムを出そうとするのはまだかなり背伸び状態なので、もう少し地に足を着けてタイムばかり気にせず、遅くてもスムーズに正確に走ることを意識していくことが重要だと思いました。
検証で衝撃の結果が!
と、上記まで書いてから帰宅後の振り返りと検証を行ったのですが、衝撃の結果が出てしまいました。簡単に言うと、「X25サーボは激遅だった!」ということです。数値を測ったわけではありませんが、CT501と比較した感じでは公称スペックが出ているとは到底思えません。
可能性として考えられるのは以下のようなことでしょうか。
①使い方が何か間違って本来の性能を発揮できていない
②性能詐欺の商品である
③偽物である
④本当は性能は良いがたまたまとても品質の悪い商品にあたった
ちなみにこのX25サーボは国内正規代理店の魁プロジェクトさんから購入したものではなく、au PAYマーケットのこちらの店から購入し、中国から直送されたものです。
今回私はX25サーボに関し、完全に「速いサーボだ」と信じ切っていました。ですから前項に書いたように、走行フィーリングの差はSRモードとノーマルモードの差によるものだと思ったのです。しかしテストをするときは「思い込み」というものをちゃんと排除しなきゃダメですね。曲がりなりにもかつてはエンジニアをやっていたものとして恥ずかしいことです。
早合点し、焦ってSO2.0用に新たにCT501と受信機(R334SBS-E)を購入してしまいましたとさ…
サーボ比較検証を別途行います。