手動式タイヤチェンジャーを導入しました。
タイヤ交換で一番苦手なのが、最初のビードをホイールから外すところです。ここでいつも四苦八苦し、時間も体力も使う上にホイールの縁を傷つけてしまいます。リムプロテクターを使っても、なかなかうまくやれませんでした。今後タイヤ交換の回数も増えそうなので、思い切って購入しました。値段は9,130円でした。
開封、組み立て、そして実際にバイクのリヤタイヤの交換の様子は動画をご参照ください。
動画のなかで、組付けの際の使い方はヘッドの当て方や回す方向が間違っております。その辺は本物のチェンジャーで経験済みなのに、ちょっと勝手が違ったので混乱してしまいました。また次の交換の時に改めて使い勝手を確認していきます。
使い方を間違ったこともあってちょっと微妙な感じになってしまいましたが、ともあれホイールからタイヤを外す部分について、リムを傷つけずにできたので買った甲斐はあったのかなと思います。何度かやって慣れれば、これまで悪戦苦闘していた部分の作業スピードと労力を大幅に減らすことができるのではないかと思います。
「手動タイヤチェンジャー」で検索すると、ビード落とし+作業台という感じの製品がたくさん出てきます。ビードをめくるヘッドが付いているものはこれしか見つかられなかったのですが、YouTubeなどで見ると、自作している方も結構いますね。また、ビード落としの機能も付いてしかも折りたたみ持ち運びが可能なものもありました。できればあれが欲しかったですが、限定生産のようで値段も不明だったので諦めました。
また、~17インチ対応のモノしか見つからず。スクランブラーのフロント(18インチ)やタイガーのフロント(19インチ)が使えると良かったんですけどね。正直、18インチは行けるんじゃないか?という思いもあり、次回ダメ元で試してみようと思っています。
タイヤ交換をショップに依頼する場合、タイヤひとつに付き、工賃が4~5000円というところでしょうか。また、タイヤの値段もネットで買うより高くなる傾向があります。ビッグバイクだと前後交換でトータル5~7万円位になってくるわけで、もちろんプロに確実にやってもらえる対価としてそれで良いと思うのですが、複数台所有だったり、スポーツ走行をしていたりすると回数もバカにならず、負担が大きいのも事実です。頻度が多ければ、タイヤを注文して、交換作業を予約して、ショップまでの往復という時間と手間もまた負担です。
逆に、所有台数が少ない場合やタイヤ交換の頻度が少ない場合(ツアラー等)だったら、ショップでやってもらうのがベストだと思います。
自前で交換するには、メンテナンススタンド(前後)、アクスルなどの特殊なサイズのソケットや長いスピンドル、ビード落とし、ビードクリーム、ビードプロテクター、タイヤレバー、コンプレッサー、トルクレンチ…とたくさんの工具が必要になります。しかし、1回交換するごとに1万円位浮いているとおもえば、もとはそれなりに取れるのかなという気もします。また、今回のように、特殊なサイズのタイヤを一か八かで試すとか、他のバイクにタイヤを使いまわす、内外を逆履きにする、一時的に交換してまた戻す、などのやりくりも出来るのもメリットですね。
今回は作業を楽にするためと時短が目的で、必須ではない工具ではありましたが、これでタイヤ交換がやりやすくなったら嬉しいです。